人力で登る坂ではないんじゃ？
godzziさんがいつか紹介してくれていた瑞梅寺〜野河内のシングルトラック を含むルートに挑戦してきました。
いや〜、きついのなんのって、あれは、人力で登れる坂ではありませんね。 「すごい坂が一ヵ所ある」というのがgodzziさんの案内であったわけですが （正確な表現がいまここにないので、私の記憶だけかもしれないけれど）、 一ヵ所というのは５０〜１００ｍ程度を言うのであって（勝手にきめつけるほうが悪いのかもしれんが）、 あんなにだっ〜と激坂が続くとは思わんかったよ、ほんと。
最初の５０ｍを乗り切って、大変な坂だったけれどこの程度なら、とたかをく くっていたら、この３０度近い傾斜が終わらない、終わらない。セメントで舗装されたところを 真上に登って行くようなもの。上半身に力を込めたら前輪が浮き上がる。こんなところは初めて。
ずいぶん我慢したのですが、とうとう４〜５回は足をつけて呼吸を整えなければならなかったのです。こ の激坂が終わっても登りは続くのですが、あとはまるで平坦な道を行くような 感じでありました。
道がダートになったあと、水無（みずなし）鍾乳洞から先はシングルトラッ クを含む下りです。まず工事中の道路でどろんこになります。先日の雨でどろどろ状態。それが２００メートルも続いた後、 すすきをかきわけてすすむ本格的山道に入ります。ここは井原山への正式な登山道なのですが、途中 に黒猫、相手もびっくり、こちらも仰天。丸太の橋はさすがに私の技量では渡れません。かつ いですたこら。ごろた石の多い下りをパンクにおびえながらそろそろと行くのですが、目の焦点がずれるほどの悪路です。林道が またセメント舗装の道になってからも真っ逆様に近い急坂にブレーキをにぎりっぱなし。いいかげん、握力がなくなります。
握力の限界を感じ始めたところで、野河内に到着。ここから先は広い道です。godzziさんに教えられた とおり、サドルを目一杯下げてすぐ足をつけるように走ったので一度もずっこ けることなく完走できました。ちゃんと教えを守る素直な中年ここに．．。
自宅〜日向峠〜瑞梅寺ダム〜水無鍾乳洞〜野河内〜自宅の３時間強のコース。 帰ってからの飯がうまかったこと。最初の登りがなければ何回も行きたいコー スなんだが．．。
