（落札時のオークションの謳い文句）All of the 9 tubes are present...Couldn't power it up since there are several shorts in the original AC cord...also the tuner is stuck...missing one clear plastic cap on one of the pushbuttons...
海外オークションで手に入れたラジオはこれで５台目かな。これまでは大きなラジオは輸送費が高いので避けてきたのだが、この中身を見るに及んでたまらなく欲しくなった。ＦＭも短波も中波も聞けて、プリセットボタンがあるというのはこのラジオ以外には見たことがない。
そして、使われている球がロクタル管とＧＴ管だけ、というのがまことに珍しい。ＦＭのフロントエンドにｍｔ管以外のものがあるとはこれまで知らなかったのでこれには正直驚いた。周波数が高い分野ではｍｔ管でないと使えないとばかり思っていたので、こんなものが世の中に存在しているとは考えてもいなかったのだ。
たぶんＦＭの感度ではｍｔ管を使ったものよりは落ちるとは思うのだが、どの程度の実用性があるのか、考えてみるだけでも面白い。時間をかけてじっくり修理したいラジオだと思う。
クリックで拡大。
電源コードがショートしているというコメントだったがたしかに外観はひどく悪い。製造されたのが１９４８年というから７０年近い時間が経過している。安全には配慮しつつも、できるだけオリジナルに近い形で修復が出来れば最高なのだが・・・。
このラジオの詳しいメンテナンス資料はネットで見つかった。
