ラジオの修復の過程で、失われたツマミの複製作業はしょっちゅうありますが、ツマミの複製だけを依頼されたのは今回が初めての経験です。
ONKYOのOS-195という著名なラジオのツマミを６個作ってくれとの依頼があって今回挑戦しました。同じ形状のツマミを６個も作るのはたぶん初めての体験だったと思います。
途中の作業工程はあらためてここで紹介することはしませんが、６個ものツマミを同じ型から支障なく取り出せるのか、歩留まりはどうか、塗装を含めてどれくらいの時間がかかるのか、など初めて経験したこともありました。
これまで作ったツマミの中では比較的複製が楽なデザインだったのですが、それでも仕上げまで精度を保つのにはけっこう大変でした。これからも依頼があれば引き受けることにやぶさかではありませんが、時間はたっぷり欲しいですね。
参考までに本体の歩留まりは６／７でしたが、軸の部分は６／１０というところです。
