中古レコードはぶっきらぼう（その２）

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　だいたい画柄でもってふるいにかけるのがいつものやり方。有名なジャケットの デザインはほとんど記憶されているから、能率はいい。７０年代以降の安っぽいジ ャケットデザインも例外なく識別できる。

　しかし、一見安っぽいと思えるデザインでも、どこか変だなぁと思えば掘り出し 物に当る可能性がでてくるから、目でみることに加えて、手に伝わってくる感触も 大事にしたい。

　たよりなさそうなジャケットは、３０年ほど前の日本盤で、いまではオリジナル 盤もめったに見かけない貴重な盤があるのである。

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　アルバム名：Summy Davis,Jr. Sings Laurindo Almeida Plays (日本ビクター　SJET-7891 原盤：reprise)

　購入価格：１２００円　店：ディスクユニオン渋谷

　動機：スウィンギーでどちらかというと絶叫調の歌い手という印象のサミーだけ ど、歌唱力はあると思っている。ローリンドアルメイダという名手とのデュオで聞 くとどうなるのだろう。こりゃいいかもしれん．．．。

　ジャケットは昔のフニャフニャのもの。録音は60年代後半だね。ジャケットの写 真が安っぽく、チックコリアのＲＴＦのカモメの写真に似ているなぁ．．．。色は 茶系統だけど。

　聞いた感じ：奏者の性格がでしゃばりではないから、ギターがうるさく感じるこ とはない。じっくりとサミーのバラード調の歌が楽しめて結構。表示はＢランクだ ったけど、パチパチノイズもなくて、ごきげん。掘り出し物じゃ〜。

　ペリーコモも歌った B-1 I'm Always Chasing Rainbows がなかなか。

注：ここではペリーコモと書いてあるが、原文はビングクロスビーであった。そのときは何気なく書いてしまったのだけど、気になって本当にビングが歌っていたかと随分調べた結果、ついにビングの歌は発見できず、ここで訂正するものである。

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